【感想】生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい
*本編完結済み
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エンダルジア王国は、「魔の森」のスタンピードによって滅びた。
錬金術師のマリエラは、『仮死の魔法陣』のおかげで難を逃れるが、ちょっとしたうっかりから、目覚めたのは200年後の錬金術師が死に絶えた世界だった。
スタンピードで出現した迷宮と、魔の森を管理するために王国跡に作られた迷宮都市には、ポーションは数十年前から保管されている劣化した物しかなく、超供給不足で値段は高沸。
ポーションを作れる都市で唯一の錬金術師になってしまったマリエラが、こっそりポーションを販売したり、迷宮都市での暮らしをのんびり楽しんだりするお話です。
久々になろうで良い小説みつけました!
基本はまったりとした雰囲気のお話ですが、
迷宮攻略が本格化した後は意外とバトルシーンも多くあり熱い展開に!
恋愛要素はちょっぴりしかない(というかマリエラが安定のポンコツ...)ですが、
人を真摯に思う気持ちがよく描けていてとても読んでて気持ちいい感じです。
序盤でジークの自分の中の醜い感情と戦う葛藤とか、それをわかってんのか、わかってないのかよくわかんない感じで見守る?マリエラとかがすごいいい雰囲気で、
テンプレのハーレム系作品なんかでは味わえない、相手のことを自分の身を投げ出してでも守りたいという強い気持ちがひしひしと伝わってくる感じがよかったですね。
なんとかジークが報われればいいのですが。笑
ジークに限らず、登場人物がみなマリエラのお人好しな性格を気に入り(心配し?)周りに集まってくる感じもほんわかしてて、
僕も『木漏れ日』でひなたぼっこしながらお茶のんでみんなとごろごろしていたいなぁとそんなことを思ってしまいました。笑